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ボーイスカウトは何をしてるのか、20年以上やってる私が説明する

変なカッコした連中とか言わないでね

※最終更新日2018.11.05

 こんにちは、Kataruです。

ボーイスカウトはいろいろやってます。 

みなさんも名前を聞いたり、街中で見たりしたことがあると思います。

私は親の影響で物心つく前からボーイスカウトをやっていて、大学途中まで活動していました。(現在も所属はしていますがあまり参加できず)

※ぜひこの記事だけでなく公式HPもご覧ください。
この記事ではボーイスカウトの定義や組織構造については割愛して、個人的な目線から説明しています。 

ボーイスカウトとは?

「社会に役立つ青少年の育成を目的として様々な活動をしている人たち」です。

イギリス発祥の世界各国に存在する活動団体です。

これを聞くと堅苦しい組織に思えるかもしれませんが、 ちびっ子からおじいちゃんおばあちゃんまで楽しく和気あいあいとした雰囲気でやっています。

「青少年」「ボーイ」とありますが、女性が所属できるもあります。(ほとんどは男女関係のない印象)

 「団」とは

ボーイスカウトは(都道府県)連盟◆◆地区◇◇第(数字)団という風に、地域ごとに細かく分かれて活動していて、その1つの集まりの単位が「団」です。

例:兵庫連盟 尼崎地区 尼崎第1団 人数や活動内容は団によって大きく違います。

また、ボーイスカウトは宗教団体ではありません。

たしかに団によっては活動場所がお寺や神社、教会でそれぞれの教えを学ぶ機会を設けているところもあります。実際ボーイスカウトは信仰をもつことを「自分以外のものも大切にする心を育て、行動を律するもの」として推奨しています。

しかし、決してなにか特定の宗教を強制することはありません。

彼らが伝えたいのは「この宗教が絶対!」ではなく「信仰をもつことの大切さ」です。

誤解されてる方が多い気がします。ご安心ください。あなたの宗教に関係なく参加することができます。

何をしてる?

色々します。
年齢にもよりますが、

  • アウトドア活動(キャンプ・ハイキング)
  • 地域のイベントへの参加
  • 奉仕活動(募金や町のゴミ拾い)
  • 新年会やクリスマス会など季節の行事
  • 他団との交流

などがあります。

やってて役に立つのか?

別に「え!ボーイスカウトやってんの!?すげぇ!!」とはなりません。(言われたことねぇよ...)

なぜならボーイスカウトをやってない人で、活動内容やその大切さや凄さを知ってる人ってあんまりいないから。

しかし、ボーイスカウトの活動を通していろんなことを体験し学ぶことができます。私自身、ボーイスカウトに入ってなかったらまったく違う人間になっていたと確信しています。 

たとえば、さきほどの活動内容をみて「奉仕活動とかはわかるけどキャンプとか役に立たんやんけ!」と思う方もいるでしょうがそれは間違いです。キャンプといってもただ遊ぶだけではありませんよ。(もちろん自由時間もありますが)

キャンプ中は基本的には班単位(大体5~7人)で行動します。「〇時から〇〇で◇◇をする」と事前にプログラムが決まっていて、スカウト(こども)たちはそれに合わせて動きます。

自炊をするときは薪&かまどで火をおこしたりと多少気を付けないといけない場面もあります。そのメニューを考えたり買出し、お金の管理をするのもスカウトたちがします。

こういった内容のキャンプを通すことでスカウトは

  • 「集団行動」
  • 「時間を守る」
  • 「危険予知・対処」
  • 「自然と親しみ、自然を大切にする」

といったことを学びます。
ほかにもロープワークのようなアウトドアスキルなんかにも触れます。 

 キャンプ以外の活動にも、このような目的や挑戦が練りこまれています。 

 

また、ボーイスカウトを通じてたくさんのヒトと出会うことができます。というのも年齢が上がるにつれ活動範囲が他の地区→他の県→他の国と広がっていくから、学校や出身の違う友達、いろんな大人と出会うことができます。

わたし個人も 「なんか世の中自分とは違う、いろんなやつがいるんやなぁ」とか幼いながらにぼんやり思っていました。歳の離れた人との話は同年代のとまた違った楽しさがあり、ためにもなる。ボーイスカウトのおかげで年齢の割には多くの人と出会い、刺激を受けながら育ちました。

このように、ボーイスカウト種多様な経験が、より豊かで柔軟な人間性をつくるという考えがあります。 真面目に説明しましたが、思い返しても楽しい活動ばかりでした。

残念なことに、たまにボーイスカウトを託児所かなにかと勘違いしている人がいます。ボーイスカウトは私が今言ったような"教育"を前面に押し出したような団体ではありません。

指導者は子供の成長や教育を考えプログラムを練りますが、あくまで主役はスカウトたち、指導者は枠組みを用意し見守るだけ。

子どもたちには活動を通して自ら考え、自然と学び取り育っていく、というスタンスです。

よくご理解していただきたい点です。

子供を入れるべきか

即答はできません。

「青少年の育成」を目的に活動するボーイスカウト。 

ボーイスカウトがどんな感じで何をしているかは公式HP詳しくで見れます。経験者の私から見た感じははさきほどいった通りです。

しかし、実際にどういう雰囲気でどんな活動をしているかは、個々の団によって微妙に違います。(ここ重要)

私も他団と交流する機会はたくさんありましたが「その団のカラー」というのはよく感じました。おおもとの理念はあっても、団の方向性を決めるのはその現場に立つ指導者です。いる人間が違うのだから雰囲気もそれぞれ違う。当然っちゃ当然です。

ですのでその団に子どもを入れるかは、一度活動に参加してから決めるほうがいいです。活動体験はどこも喜んで受け入れてくれます。(公式ホームページからどこに団があるか調べられます)

見るべきポイントとしては

  • 団の規模と雰囲気
  • 友達また同年代の子はいるか
  • 指導者の人柄
  • 活動の内容
  • 費用

お子さんが楽しく活動できるか、信用できる団か判断しましょう。ボーイスカウトやってるママ友がいれば色々聞いてみるのもいいでしょう。

また、費用は団にもよるのですが月1000~2000円くらいです。ただ入団費や制服費があるので初期費用はもう少し掛かります。 

またこれ以外にも

  • 休日に活動すること
  • 地域との密着性

も忘れてはいけません。

ボーイスカウトの活動日は土曜か日曜(もしくは両方)です。
月曜祝日の三連休がキャンプで丸ごとつぶれてしまうこともあります。「休日はいつも家族でお出かけ」というご家庭もあるかもしれません。

また、お子さんが他にクラブ活動や習い事をしている場合うまく折り合いをつけないといけません。部活動が本格化する中学生になるとそちらを優先してボーイスカウトをやめる子が多いのも事実です。

なお、ボーイスカウトの活動は毎回強制参加ではありません他になにか用事や予定があるのなら休んでもとくに問題なしです。もちろん休まないにこしたことはないですが。

 

dehairijiyunoniwa.hatenablog.com

ボーイスカウトは地域のイベントに参加することも多いです。

そういった中で保護者の方の協力(お手伝い)を求められるケースもあります。

「指導者がいるんじゃないの?」となるでしょうが、小さな団や人手のいるイベント(地域のお祭りなど)の場合、ない話ではないです。

ですのでボーイスカウトを通して地域と関わっていくことはあります。

「正直、地域の付き合いなんてめんどくさい」という方(とくに若い親御さん)も一定数いると思います。

そういった可能性も考慮しておきましょう。  

・まとめ

  • ボーイスカウトは社会に役立つ青少年の育成を目的している
  • 活動を通していろんなことを体験し学ぶことができる
  • 子どもを入れるかは実際に団を見にいこう
  • 保護者の方が参加を求められるときもある

現在、ボーイスカウトの数は減少傾向にあります。

  • 少子化の影響
  • 「何してるかよくわからない団体」という知名度の問題
  • ボーイスカウトのイメージ(キャンプやハイキング)が所属してなくてもできるほど手軽になった

理由はいろいろあります。

ですが、別にこの記事を通して入団者を増やそうとも、増やせるとも思っていません。(もしそうならもっといいところだけ強調して紹介します)

目的は、ただ「ボーイスカウトのこと知ってもらう」
今回でボーイスカウトへのクエスチョンマークが少しでもとれたらうれしいです。 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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