開運グッズ・アイテムの効果を冷静に疑ってみる。【無駄・嘘・本当・評判】
異論は認める
こんにちは、Kataruです。
別に悪いものでもないでしょう。
効果はないと思いますが。
2つの視点から見てみます。
①サンプル数の問題
開運グッズのサイトを見ると
「宝くじに当たった!」
は定番のフレーズです。
仮にこの「幸運」が真実だとしても、開運グッズの効果の強さは信用できません。
幸運グッズを買ったとき、2種類の人間が生まれます。
A: 幸運グッズを持っていて幸運(いいこと)が起こった
B: 幸運グッズを持っていて幸運(いいこと)が起こらなかった
「宝くじに当たった!」はAに入ります。
しかし、もし『 Aの人数 < Bの人数 』だとどうなるでしょうか。
幸運グッズを買った1000人のうち、10人しか「幸運が起こった」と感じなかった。
この場合「幸運グッズの効果はうすい」という結論に至ります。
しかし、実際は「幸運が起こった人の数」や「幸運が起こらなかった人の数」なんて公開されません。
幸運の起こったひとが、幸運グッズを買ったひとの何%か分からない。
それなら、いくら幸運が起こった事例を並べられても意味がない。
「こんないいことがあった!」という触れ込みは参考になりません。
そして、世の中には「幸運グッズを持っていないけど幸福が起こった人」もいます。
もしこの人数が「幸運グッズを持っていて幸運が起こった人」より多いとどうなるでしょうか?
はい、「幸運グッズを買う意味がないのでは」という疑い。
だって幸運グッズを持ってなくても幸福が起こった人がいるんだから。
もちろん、この「幸運グッズを持っていないけど幸福が起こった人」の数も分かりません。
ですから「幸運グッズを買う意味がない」と断言はできません。
しかし、疑おうと思えばいくらでも疑えるポイントがあるのです。
②気持ちの問題
【Case1】 道を歩いていたら、一円が落ちていた。
あなたはこれを幸福(やった!)と思いますか?
おそらく、多くの人は「まぁたかが1円だし」とそこまで喜びはしないでしょう。
しかし、幸運グッズを買った人はこれを幸福だと感じます。
普段はそこまで嬉しくないことでも「幸運(やった!)」と思います。
理由はあとで説明します。
【Case.2】 ずっとほしかった恋人ができた。
これは幸福(やった!)と思いますか?
はい、間違いなく幸福でしょう。
幸運グッズを買ってからできたなら尚更でしょう。
しかし、これが幸福グッズのおかげとは限りません。
もしかしたら、もともと相手も気があったのかもしれない。
もしかしたら、
幸運グッズ以外が、幸福の起こった理由である可能性は十分あります。
【Case.1】【Case.2】から言えること
- グッズを買った人は、自分から幸福を探そうとする。
- 幸福が起こった理由を幸福グッズのおかげと思う。
こういった思考回路になるのは「幸運グッズを買ったんだから幸運が起こる!」と信じているから。
まさか「高いお金を出して買った幸運グッズがなんの意味のないもの」なんて思いたくないから。
「効果のない幸福グッズなんかに高いお金を出した自分」なんて認めたくないから。
幸運グッズを買った人は、勝手に幸運を創り出すのです。
これは「確証バイアス」
自分の考えに一致する情報ばかりを探してしまう脳のクセです。
わかりません。
もしかしたら本当に開運グッズが、我々の常識では測れないなにかを産み出しているのかもしれません。
それによって「幸福」が起こるのかもしれません。
しかし、逆に「開運グッズのおかげで」と言い切ることもできないのです。
おわりに
冒頭で述べました。
別に開運グッズは悪いものではありません。
開運グッズに本当に効果があるかは断言できません。
しかし、「開運グッズを買ったから大丈夫!うまくいく!」と前向きになれるなら、それはいいことなのです。
そういった自信をもって行動できるようになれば、幸運もついてくるのではないでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。